皆さんこんばんは!
福岡市のファイナンシャル・プランナー、平野 佳代子です。
ご相談に来られる方の中に、すでにNISAを始めている方も増えてきました。
セミナーを聞いて、ご自分で始める方もいらっしゃいます。
けれども残念なことに、よく分からないままに始めて使い方を間違えている方も…
制度自体はとってもいい制度なのに、上手に使わなければせっかくの努力が無駄になります。
金融機関が売りたい商品を買って、金融機関の言うままに数年で買い替えるようでは資産形成は出来ません。
例えば口座に、今すぐには使わない500万円があったとします。
金融機関はそれを知っていますから、「NISAを始めませんか?」などと言って、
そのうちのNISAの年間上限額である120万円で、NISA(非課税)口座内で投資信託などを買うように勧めます。
そうすると、380万円残りますから、(500万円-120万円=380万円)
「このままでは金利も低いですから投資信託を買いましょう!」と、その380万円で、普通の課税口座で購入するように勧めます。
お勧めするものは、たいてい購入時に手数料がかかりますので、3%位取られたりします。
380万円の3%は?約11万円です。
ちなみにNISA口座でも購入時手数料はかかることがありますが、
どちらの口座にしろ、本当は自分で選べればかからない商品を選択することもできるのです。
また、こういうところで買うと、信託報酬(年間に払う費用)も高い商品だったりします。
資産形成どころか、コストで逆に減ることになります。
さて、数年経って、「もっといい商品が出ましたよ」と、このすべての商品を買い替えさせたりします。
金融機関の担当者は販売のプロですので、とっても上手に勧めてきます。
すると、また同じように購入時手数料を取られるということになります。
またまた資産形成どころか、コストで逆に減ることになります。
金融機関は手数料で儲けているので当たり前ですね。
私達が賢くならなければ、いつまでたってもお金は貯まりません。
どこで、何を買うか、
その前に、どういう買い方をすればいいのかを知らなければ、いつまでたっても資産形成は出来ません。
その勉強をしませんか?
すべて知る必要はありません。
ポイントを押さえて、あとは専門家の力を借りましょう。
販売の専門家ではなく、資産形成方法の専門家です。
きちんと知ることがまずは大事だと思います。^^