皆さんこんばんは！
福岡市のファイナンシャル・プランナー、平野 佳代子です。
随分前のことですが、60代初めの方からご相談がありました。
その方は既に退職されていて、「老後資金が不安で・・」と、おっしゃっていました。
よくお聞きしてみると、銀行には1億円以上あるとのこと。
普通の人から見れば、それだけあれば十分遊んで暮らせるのでは？？と、思われるかもしれません。
けれども、もし100歳まで生きるとしたら、あと40年近くあります。
働いてお金を稼げたのは20歳から60歳までの40年。
働けなくなっていくこれから先が40年。
そう考えたら不安になるのも頷けます。
1億円が銀行でほとんど眠っている状態ですので、あれよあれよと取り崩してしまうんじゃないかと不安になるようです。
（この1億円が働いてくれる仕組みを、若いころから作っていれば、もう少し安心だったんじゃないかなあ・・）
不安になる額は人によって違います。
ですので、どうなるか分からない不安より、ちゃんと計算してみてからの不安の方がいいと思いませんか？
収入もお金の使い方も人それぞれなので、
「老後資金はいくらあれば大丈夫なのか？」
という雑誌の特集なんて当てにならないと思います。
自分は今いくら持っていて、年金がいくらもらえるか分かっていて、今後の収入（生命保険の満期金や相続でもらえる額）が大体いくらあって、
月にいくらで生活していて、臨時支出を予算していて、夢や旅行や子どもへの結婚資金の援助などもちゃんと予算を立てることができれば、
そしてその収支を計算して大まかに把握していれば、いくら使えば大丈夫なのか分かるので
ゆったりとした気持ちで暮らせると思います。
漠然とした不安が一番厄介！
あなたの頭を悩ませます。
一度計算してみて、すっきりとしませんか？
そのうえで本当に足りないと分かったら、そこから考えましょう！
