こんばんは!
福岡県福岡市でファイナンシャル・プランナーをしています、
FP事務所 HBふくおかの、平野佳代子です。^^
人生100年という言葉があちこちで飛び交っていますね。
平均寿命が延びたということは健康寿命も延びていますので、
昔よりは元気な高齢者が増えたということです。
でも100年も生きるとしたら、その間に体も頭も衰えていくのは仕方のないことですので、
なるべく長く健康でいられるように食事や運動に気をつけて、
なるべく長く仕事をできればいいなあと、私は思っています。
老後の不安の第1位はお金だとよく言われますが、
長く働くことができればその不安はずいぶん解消されます。
キャッシュフローもずいぶん上向きます。
老後に公的年金だけで暮らせればいいのですけど、
今の自分の暮らしと比べると足りそうもないなぁとは、皆さんお気づきのことでしょう。
公的年金制度は1961年(昭和36年)にスタートしました。
国民年金導入時の男性の平均寿命は65.32歳、 女性の平均寿命は70.19歳でした。
その頃は55歳から年金が支給されていましたので、
国も10年位支払えばいいと見積もっていたでしょうし、個人も老後の心配は要りませんでした。
けれどもこんなに平均寿命が延びると、国もすべては賄えませんね。
一人ひとりの自助努力が必要なのは仕方のないことでしょう。
ただいくら要るのか分からない、いくら不足するのか分からないので不安なのだと思います。
夏に巷を賑わした、老後に2,000万円必要!などと言うのはあるモデルケースの例えであって、
すべての人が同じわけではありません。
あの報告書も、そんなことを言いたかったのではないんですが、
何だかそこだけが取り上げられてしまいましたね。残念です。(^_^;)
その人にとって自分の「資産寿命」が自分の寿命よりは長く持ちそうだと分かれば安心できますよね。
貰える年金の額+自分で用意できる額が、希望通り生活しながら100歳まで持つかを計算してみるのです。
これは私達ファイナンシャル・プランナーがいつも行っている手法です。
ちょっとめんどくさいな・・と思うなら、ファイナンシャル・プランナーに任せてしまいましょう。
自分でやってみたいなら、お教えすることもできます。
次にどのようにすれば「資産寿命」を延ばすことができるかということですが、
まずは先ほど述べたように、働く期間を延ばせればいいですね。
もし60歳で退職するのなら、それまでに残りの40年分を貯めておかなければならないということですよね?
それはちょっと厳しいですね~!
サラリーマンの方だったら、40~50代のうちからリタイア後の生活設計をした方がいいでしょう。
実はどんなに収入が多い方でも、最初のシミュレーションのキャッシュフローでは
お子様が大学に行く時期や老後に資産がマイナスになる方が多いのです。
それは大抵、お金の置き場所を間違えているというか、働かせ方を間違えているのです。
ですから、なるべく早いうちからこのお金の働かせ方を考えるということ。
家計の収支を見える化して、未来の自分のために今の自分が投資をする仕組みを作りましょう。
収支を改善させるには様々な選択肢がありますが、
その中で自分がこの方法ならやれる、やってみたいという方法を選んで実行していくのです。
その方法が効果がありそうかどうかはキャッシュフローで測っているので分かるのです。
不安に思っているだけでは解決しません。ぜひ一歩、踏み出してみてくださいね。