こんばんは!福岡市でファイナンシャル・プランナーをしております、平野佳代子です!
今日お客様の保険の入力をしていたのですが、やっぱりお宝保険ってすごいな~!というお話です。( ´艸`)
平成の初めごろに契約された個人年金。
10年確定年金です。
10年確定年金とは、満期になった保険を10年に分けて受け取るものですね。
そのころは予定利率が高かったので、その方の月の保険料は6,500円位。
25歳で契約して55歳まで支払います。
総支払額は、6,500円×12か月×30年=234万円。
これを、55歳から受け取らずに60歳まで据え置いて受け取る予定です。
いくら受け取れると思いますか?
よく解約せずに30年間かけ続けましたね!と、ほめてあげたくなりました!
なんと99万円を10年間、990万円です!!
こんな時代もあったんですよね~!
今じゃ考えられません!
世の中の利率が低~くなった現在では、日本の個人年金では増えないので外貨建ての個人年金に入っている方も多いですね。
増えない日本の個人年金もお勧めしていませんが、外貨建ても為替のリスクを負わなければなりませんので、なかなか難しいと思います。
先日来られた方は、結婚してから共働きの期間にご夫婦とも月3万円ずつの外貨建て個人年金に加入していらっしゃいましたが、
お子さんが生まれて奥様が産休、育休に入って支払いが困難になったので、どうしたらいいのかというご相談でした。
加入してまだ数年しかたっていませんので、今解約したら解約控除というペナルティーのようなものがあり、支払った額の65%しか戻ってこないのです。
契約する前に考えが及べばいいのですが、その時には払えると思っちゃうんですよね!
不幸中の幸いか、数年前よりは円安=ドル高になっていますので、「解約時かな・・」と、言われていました。
損切りして、つみたてNISAに切り替えようかなと・・・
今の時代は保険で増やすのは難しいと思います。
必要な保険は掛け捨てで備えて、差額は運用で育てていきましょう!
つみたてNISAやiDeCoなどのお得な非課税制度をちゃんと勉強してから始めてほしいと思います。
よく考えずに契約してしまうと、後の祭りです。