皆さんこんにちは!
福岡市のファイナンシャル・プランナー、平野 佳代子です。

前回の住宅ローンの話の続きです。

今は金利がとっても安いと言いましたが、それは私たちが金利を客観的に見ているからかもしれません。
つまり、買おうと思う人にとってはその時の金利しか見ないので、常に「今が買い時!今が最低金利!」と言われてきたことになります。
ここ何十年もこの状態が続いています。

平成元年に住宅ローンを組んだ方の金利が、4.5%だったそうです。
平成10年に3%を切った時には「3%を切った!」と、新聞の一面に載ったそうです。
(この時期に固定金利35年で組んでそのままの方は、借り換えを検討した方がよさそうですね。(^_^;))
現在の金利は1%ちょっと。
客観的に見ると安くなっていますね。

ただ借りる金利が安い時期は、預ける(こちらが貸している)金利も安いということですので、住宅ローン以外のことも考えると、一概に現在の方がお得と言うわけではありません。

それともうひとつ。

住宅ローンの借り方には「変動金利」と「固定金利」がありますが、金利がどう動くか将来のことは分からないので、どちらにするか判断が難しいですね。
皆さんもここのところが悩みの種でしょう。

結果的に、ここ何十年かはずっと下がり続けてきたので、「変動金利」の方が判断として良かったことになります。
けれどもそれは後になって分かることですので、これから先はどうでしょう?

「変動金利」は、金利が変動するリスクを借りた人が負わなければならないので、いつ金利が上がるかビクビクしていなければなりません。
それに比べて「固定金利」は、貸す方がリスクを負うのでビクビクする必要はありませんが、少し金利が高いです。
現在の金利は1.5~2%ぐらいでしょうか。

それでも、これ以上は下がりようがないくらいに低金利になっていますので、今は「固定金利」を選ぶ方がいいでしょう。
これから何十年もこのまま低金利が続くようじゃ、日本はどうなっちゃうの?と思いますので、上がっていくと考えておいた方がいいでしょう。

前回の話は、「収入が安定していなくても買ってしまうってどうなのか・・ちゃんと計ってから購入しましょう!」ということで、

今回は、「買うことが決まったら、借り方をどうするか・・」というお話でした。^^