皆さんこんにちは!
福岡のファイナンシャル・プランナー、平野 佳代子です。

今日は福岡市男女共同参画推進センター アミカスで、個人型確定拠出年金「iDeCo」イデコのセミナーをしました。^^
来週は投資の基礎講座をします。

さて、先日の教育資金の話の続編です。

大学入学前までに400~500万円ためるなんて無理!という場合には、奨学金を借りるということになると思います。
平成26年度の日本学生支援機構「学生生活調査報告」によると、
現在2人に1人が奨学金を借りて大学に通っています。
その中で最も利用率が高いのは、在学中は利息が発生せず、卒業後の返済時から利息がつく第二種奨学金です。
教育ローンを借りるよりは利息が安いので、こちらの方がお勧めですが、子どもの借金になります。
近頃ご相談でも、若いご夫婦二人とも奨学金の返済があり苦しいという声が目立ってきています。
ですので、できるならば借金はさせたくないですよね。
もちろん親も協力して返済していくことにはなると思いますが。。

さて、それではどうやって貯めればよいのか?

昔だったら学資保険が多かったと思います。
今でも年配の方に相談するときっとそういわれます。
だからなんとなく、「教育費を貯めるのは学資保険」と思い込んでいませんか?
けれども、お金の知識は時代によって変わります。
というか、時代によって有利なものが違うということです。

元本保証型の定期預金も、財形も、利率がとっても低いですよね。
保険も予定利率がかなり下がっていますので、保険で貯蓄するのも今は厳しいです。

それではどうしたらいいのでしょう?

国が勧める優遇制度を賢く利用しましょう!

国は、少子高齢化が進み社会保障費もたくさん必要になってきていますので、
今後ますますお金が足りなくなってきます。
そこで、「自分のお金は自分で増やしてね。」ということで、様々な制度を作っています。
老後資金に適しているイデコもそうですが、
NISA、つみたてNISAなど、普通もうけにかけられる20.315%の税金を、
「非課税にするから利用してね。」と言っているのです。

通常の定期預金などは利率が低いので、
10円の利息が付いて2円税金で取られてるなんて気にもしていないでしょう?

けれども、つみたてNISA等を使って長期分散投資で貯めていけば、増える額が違います。
もちろん元本保証ではなくリスクはあります。
お金の世界でのリスクというのは上下に変動するブレ幅のことですので、リスクをとるから増えるんです。
(もちろん、時期によっては減ることもあります。)

通常の投資では、もしもうけが10万円出たとしたら、20,315円税金がとられます。
それを、つみたてNISA等の制度では非課税にしてくれます。

今後はこのような制度を利用して、教育に限らず様々な資金を貯めるのが主流になってくるのではないかと思います。
投資を始める方と貯金しかしない方は、格差がついてくるのではないでしょうか。