こんにちは!福岡のファイナンシャル・プランナー事務所、HBふくおかの平野佳代子です。^^

じめじめ・・蒸し暑いですね~!

今日は、汗びっしょりになりながら、パソコンの前で仕事をしています。(^_^;)

 

さて、近頃のご相談。

やっぱり、「保険の見直しをしたい!」

というのは根強い人気です。

「保険ショップに行けば様々な保険会社を比較検討はしてくれるけど、

それでいいのかな?ちょっと違うんじゃない??」

と、思って来られる方も増えています。

 

保険の見直しをしなくっちゃ!と思い立つ一番の理由は、

お子さんが生まれて、教育費の準備をしなくては!と思った時が多いですね。

環境が変わったときに思い立ちます。

でも人間は弱いので、ついつい日ごろの忙しさにかまけて忘れていきます。

何をするにもそうですけど、定期的に自分を奮い立たせる仕組みを作っていないとだらだらになってしまいますね。

(自戒の年も込めて(笑))

教育費がきっかけということが多いのは、

毎日可愛いお子さんが目の前にいるのでなかなか忘れにくいからかも知れませんね。

 

保険の見直しをするときに、考えてほしいことがあります。

 

保険とはそもそも何でしょう?

 

それは、もし今万一のことが起こった場合に、

家族ができれば一生困らず暮らしていけるような保障を、お金を払って備えるということです。

貯めている額では足りないような万一のこと。

 

一番は自動車保険でしょうか?

万一他人に大けがをさせてしまったとか最悪の場合相手の方が亡くなってしまったとか・・

その賠償の額は、とても今の貯蓄額では足りませんよね。

 

それから、家計を支えている人に万一のことが起こったときもそうですね。

自分が亡くなったら、もしくは怪我や病気で働けなくなったら、

家族は一生暮らしていくのにいくらかかるんだろう?

今後いくらの収入があるんだろう?暮らしていけるかなあ・・

本当はその差額をちゃんと計算して保険に入るといいですね。

近頃は共働きの方も多いので、夫に万一の時はいくら、妻に万一の時はいくらと両方の計算をしておいた方がいいです。

万一はめったに起こりませんが、実際に子どもが生まれたばかりで30代の夫がいきなり亡くなって・・

という話もお聞きすることがあります。

貯金が少ないうちは、とりあえず掛け捨てのいつでも見直しが出来るタイプに必要な額を計算して入り、

別に貯蓄の方法を考えましょう!

 

さて教育費ですが、教育費は必ずしも学資保険じゃなくてもいいんです。

ちゃんと別に万一に備えていれば、保険じゃなくてもいいですね。

学資保険は、例えば大学入学費用が必要な17歳に向けてコツコツ貯めながら、

もし契約者に万一のことが起こった場合はそれ以降の保険料はいただきません、というような仕組みです。

万一に別に備えているのであれば、ここには必要ないのではないでしょうか?

また、決められた時にならないと使うことはできません。

ですから予定通りに無理やり貯めることはできます。

ただ現在は利率が低いので、そんなに増えはしませんし、

途中で何らかのお金が要り用になったときには、このお金は当てにできませんね。

 

その他に終身保険に入って短めに保険料を払ってしまって、その時期に解約して教育費にあてる、という方法もありますね。

この方法は保険ショップでも良く使われています。

しかしこれも今は利率が低いので、結果的に保険料が高くなります。

平均寿命が延びた分は安くなったようですが・・

現在よく使われるのは、外貨建ての終身保険ですね。

日本の終身保険よりは増えるでしょう。

ただ、為替が上がったり下がったりのリスクはありますので、ちょうど解約するときにこちらの都合がいいようになっているとは限りません。

そういうことも分かったうえで、この方の場合はこの保険、もしくは貯金や投資など、一緒に考えます。

 

教育費を考えるなら保険とは別に考えた方がいい、と私は思っています。

その他の貯めるタイプの保険も、今はあまり魅力が無いと思います。

バブルのころのように予定利率が高い時代なら、保険会社がその利率を約束するので保険で貯蓄も大いにありでした。

 

実はその頃に契約した保険をまだ持っている方がいたらお宝保険かも。

保険証券にはたいてい予定利率は書いてありませんが、入った年代で分かります。

 

ご家族のライフプラン、保障、貯蓄、投資・・

すべて一つに繋がっています。

一度ちゃんとテーブルの上に乗せて、じっくり考えてみましょう。